オンライン塾を選ぶ際に注意すべきポイントはこれだ!
この記事は、オンライン塾を選びたいけれど、どこを見て選べばよいのかわからない方に参考になる記事となっています。
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大前提として、オンライン塾は勉強の仕方が分かっている子供に推奨できる学習サービスになります。
少なくとも、何がどうわからないのかを自分で言語化できるくらいには勉強の仕方がわかっていると、非常に効率よく学習できるシステムだと思います。
オンライン塾を活用するならば、押さえておきたいのは生徒が動画で勉強していて疑問を持ち質問がしたい時にどう対応しているかというところです。
オンライン塾の学習形式では、即座の疑問解消はできません。
もちろん、この点はどのサービスも何某かのフォローをしていることが多く、メールやSNSなどで質問できるようにしていたり、あるいは週の決められた時間をskype、ZOOMなどの双方向性システムを使って指導するようにしていたりと、生徒が質問できるように工夫はされています。
ただ、どうしても対面授業のようにすぐにとはいきませんし、オンライン家庭教師と比べると指導時間の量の問題があったり、質問を確実に言語化するだけの高いスキルを要求されたりと、いささかの不都合が生じやすいというデメリットがあることは知っておく必要があります。
そこで、サービスの申し込みをする前に確認しておきたいポイント3点をご紹介しようと思います。
オンライン塾選びで気を配るべきポイント3点! 適正レベル・学習フォーマットの使いやすさ・質問への対処
1つめ──オンライン塾の内容は簡単すぎず難しすぎず生徒に適したものになっているか
オンライン塾はオンデマンド方式のシステムではありますが、学習サービスの対象設定に関しては普通の塾と変わりありません。
当然、内容に関してはレべルの高いものから低いものまであります。
各サービスともにある程度のレベル帯の幅は設けていますが、それでも基礎基本から難関校受験レベルまでが一緒に網羅されているようなことはなく、サービスを受ける側が『選択』しなくてはならないのは通常の学習塾と変わりありません。
これに関してはサービスの良しあしではなく、その学習サービスがサービス対象をどこに設定しているかという問題なので注意が必要です。
サービスとサービス対象がきちんと合っていないと、サービスをうまく生かせなくなります。
簡単すぎると、やる意味がなくなり授業料が無駄になるだけでなく『生徒の勉強に対する意欲』も徐々に奪っていくので害悪以外の何ものでもなくなってしまうのです。
また難しすぎると、やることすべてに躓いて勉強にならなくなります。もっとよくないことは、生徒の自信を奪うことになり、やはり『生徒の勉強に対する意欲』をなくさせる結果になりがちだということです。
ではどういったものを選べばよいかというと、『少し難しく感じる』くらいのレベルを選ぶと、良い学習ができるようになります。
当たり前と思われるかもしれませんが、オンラインだけでなく学習塾選びでは非常に重要な注目ポイントになります。
この部分を見るのに、『無料体験学習』があるものを選ぶと非常に安心感があります。
オンデマンド型のオンライン塾サービスは、オンライン家庭教師ほどには内容の柔軟性はないので、この部分──教材の学習レベルの生徒との適合性をきちんと最初に見ておくことが重要です。
2つめ──学習システムは使いやすいものか
現状オンラインシステムそのものの質はどこも同程度だと思います。
まだ、このシステムでなくてはいけないというほどの突出したシステムは見当たりません。
基本的に使いにくいフォーマットのまま放置されているサービスはありませんが、逆にここでなくてはというところもないという状態です。
とはいえ、学習システムとして見るならば、他にきちんと確認しておくべきポイントはあります。
たとえば、動画の視聴やワークといった部分は問題なくとも、授業に使う専用テキストがある場合もあります。
そして、テキストのコピーは生徒側でやっておくというようなケースです。
最初からきちんと知っていれば何の問題もなくとも、知らずに契約を結んでしまうと、これが大きな不満へとつながっていく可能性もあります。
このように、オンライン塾を含めたオンライン学習サービスでは情報の行き違いから本来問題にすべき学習とは違うところで問題がおきることは考えられます。
これは対面ではないオンラインサービスによくある傾向ではありますが注意したいところです。
通塾するタイプの学習サービス以上に、きちんとサービスを把握しておく必要があります。
こういった問題も『無料体験学習』があるところを選んでおくと、事前に見ておくことができます。
3つめ──生徒の疑問を解決する手段はどのようなものが用意されているのか
解決法式
メール・SNS
メールや専用に設置された質問箱などで、24時間質問受付というケースです。
e点ネット塾など、多くのオンライン塾で採用されている方式です。
部分的なICTツールの利用
ICT(Information and Communicaion Technolog)ツール、つまり情報通信技術を使ったツールで在宅ワークで有名になったWEB会議システムなども、その一種です。
そして、オンライン家庭教師などはこのWEB会議システムそのものや、専用開発された類似のシステムが使われることが多いです。
そしてオンライン塾のシステムを提供しながら、このWEB会議システムを使って部分的にオンライン家庭教師のような双方向性のコミュニケーションを可能にした学習サービスを提供している会社もあります。
たとえば、ネット松陰塾などはこのケースになります。
疑問解決手段において、必ずしも双方向性コミュニケーションが優れるわけではない!
おそらく多くの方が、オンライン家庭教師のような双方向性コミュニケーションがとれる学習システムの方が生徒の疑問解決において優れるだろうとお考えになると思います。
それは、ある意味あっています。
私がオンライン学習において、オンライン家庭教師のようなオンライン個別指導システムの方を推している理由の一つでもありますし、決して誤りではありません。
しかし、生徒一人ひとりを見たときには、むしろオンライン塾のようなシステムの方が向くケースもあります。
たとえば、様々な理由で登校できなくなってしまった不登校の生徒の学習に使いたいとき。他にも生徒に人見知りの傾向が強く見られるときなどです。
不登校の生徒は、人との接触に恐怖に近い感情を抱いているため、学習意欲はあっても学習環境を整えるのはなかなか大変です。
学習自体はオンライン塾のようなオンデマンド方式の学習方法ならば、自主性は求められるものの他人と接触せずに学習を進めていけます。
しかし、疑問を解決するのはなかなか難しいことになります。彼らにとって、誰かに聞くというのはとてもハードルの高い行動です。
ただ、こんなときでもメールやSNSといった顔の見えない画面の向こうとのコミュニケーションであれば、無理なく行えるケースも多いのです。
人見知りなど他人との距離が近いコミュニケーションに極度の緊張や抵抗を覚えるような生徒に関しても、同様のことが言えます。
メールやSNSを使った質問箱システムからWEB会議のような疑似的対面システムまで、その生徒にあわせて指導者までの距離を調整してやれば、その生徒にとって非常に学びやすい環境を整えることができるでしょう。
まとめ
オンライン塾のようなオンデマンド方式の学習システムは、生徒に自主性が求められます。
しかし、使い方次第ではこれは非常に有効な学習システムです。
そんなオンライン塾を選ぶのを選ぶために、注意を払いたい点を3つご紹介しました。
1、学習サービスは簡単すぎず難しすぎず『ちょっと難しい』レベルを選ぼう。簡単すぎても難しすぎても、生徒の学習の妨げになる。
2、学習システムは使いやすいかよく確認しよう。オンラインサービスは勘違いや確認忘れをしやすい。
3、生徒の疑問を解決する手段は『生徒にあったもの』を選ぼう。仕組みがあっても、それを生かせなければ意味がない。
このあたりを契約前に注意すると、より失敗少なく満足のいく学習サービスを選べるでしょう。
オンライン塾をお選びの際には、ぜひ参考にしていただければと思います。